2011年6月2日木曜日

「100,000年後の安全」

『未来のみなさんへ。
ここは21世紀に処分された放射性廃棄物の埋蔵場所です。
決して入らないでください。』




フィンランドのオルキルオトに建設中の、
原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場"オンカロ(隠された場所)"
と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品。


原発に賛成・反対以前に、今現在もう出てしまっている大量の高濃度の放射性廃棄物。


日本ではまだその処分が決まっていないけれど
(ちなみに池田○夫はモンゴルとかに埋めればいいじゃん。と言っている。
東大の偉い先生は「札束で引っぱたけば候補地が出てくる。最後はお金でしょ。とにやにやして言っている)
フィンランドでは世界初・地中に深く埋めるための掘削が始まっている。


原発問題というよりは、建物の耐性として100,000年は耐えうる(だろう)、
でもその先は?
100,000年後の人類が、ここを掘り返したら?
という問いで終始する。


自分が生きている間だけなんとかやり過ごして、
「何年後かにかたわの子供が生まれるかどうかは、分かりませんけどねー」
とニヤニヤして説明していた日本の学者先生に比べたら、
100,000年後の人類の心配をしているだけマシに見えた。


地上の世界はとても不安定。
過去100年の間でも2回も戦争があった。
自然災害も多い。


地中に埋めて、人的管理も存在しない、忘れ去られた場所にしなくてはいけない。


“その存在を忘れ去るということを、いかに忘れさせないか








■映画「100,000年後の安全」公式サイト
http://www.uplink.co.jp/100000/

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